鳥取県若桜町

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若桜神社大祭

 5月3日(土)、若桜宿が最高に活気にあふれて魅力を増す日、2年に1回の若桜神社大祭が開催されました。この大祭に私(山野)は、御幟(おのぼり)・榊(さかき)として参加しました。当日は、幸いにも好天に恵まれ、大祭への期待はさらに高まります。

 まず私がしなくてはならないのは御幟の着付け。指導者の方に教わりながら、着替えて…、鎧を着て…、お化粧をしてもらって…、ほら!あっという間にこのとおり!

 着付けが終わって若桜神社に到着すると、既に参加者、見物の方などで境内は賑わいを見せています。太鼓と笛の音色が鳴り響いて神事が始まり、3体の神輿(みこし)に御神体(ごしんたい)が移され、浦安の舞、麒麟獅子舞(きりんししまい)、奴之舞(やっこのまい)、御幟と順に行われます。そして、男たちが3体の神輿を持ち「チョンヤセー、チョンヤセー」という掛声を出し始めると御幸行列がいよいよ石段を下って若桜宿を練り歩きます。この御幸行列は御寄付御面箱(ごきふごめんばこ)、一番榊(いちばんさかき)、一番鉾(いちばんぼこ)、奴之舞、御幟、職事金幣猿田彦(しきじきんぺいさるだひこ)、八幡宮神輿(はちまんぐうみこし)、熊野権現神輿(くまのごんげんみこし)、松上大名神神輿(まつがみだいみょうじんみこし)、神官、御供(おんとも)と続いており、大祭の中心となっています。

御幟の着付け

御幟の着付け

 

若桜神社での神事

若桜神社での神事

麒麟獅子舞

麒麟獅子舞

御幸行列の奴之舞

御幸行列の奴之舞

御幸行列の御幟

御幸行列の御幟

 私は御幸行列に参加していましたが、当日は多くの方が見物に来られていました。特に若い世代の方が多く、ある年配の方は「大祭の時は家族がみんな揃うけえ楽しい」と話されましたし、行列の際に多くのご家庭で豪華な料理が準備されているのを見ると、町外にお住まいの多くの方が、大祭の時に帰って来られることを実感しました。

 また参加者の楽しみの1つに、御幸行列の休憩の合間に沿道から出される差し入れがあります。通行止めの道路の真ん中に座って、暑い中お酒をゴクっと飲むのはなんとも言えない快感です(^v^)

 さらに大祭を語る上で絶対に外せない存在が…本面(ほんめん)です!本面とは祭りの道化役であり、「ホー、ホー」と声を出しながら、酔っ払ったようにふざけて歩き回ります。本面は7人いますが、一番の人気者と言っても過言ではありません。
本面と記念写真

本面と記念写真

 御幸行列が若桜宿内を練り歩き御旅所(おたびしょ)に到着すると、神事と浦安の舞が行われ、少しの休憩があった後に壱番榊と3体の神輿が再び若桜宿を練り歩きます。私は午後からは壱番榊に参加しました。壱番榊は神輿の順路を清める存在ですが、上に乗って榊を倒そうとする男とそれを防ごうと榊を支える男の競り合いが見られ、榊が倒される度に沿道の見物客からは拍手が起きます。私も榊の上に乗ることができたのですが、かなり高い上に激しく揺れ、また、注目を浴びるため終始興奮しっぱなしでした!
壱番榊の競り合い

壱番榊の競り合い

 そして、辺りが暗くなり始めるといよいよ大祭のクライマックスです。旧若桜小学校前の十字路に集結した壱番榊と3体の神輿が激しく練り歩き始めると参加者、見物の方のボルテージも急上昇。さらに程なくして神輿が松明と共に二百余段の石段を一気に駆け上がり、若桜神社の境内に入ると大祭はこの日一番の盛り上がりを見せます。競うようにぶつかって練り続ける3体の神輿、響き渡る男たちの威勢のよいかけ声、盛り上がる見物客、暗闇の中に輝く鮮やかな松明、その荘厳(そうごん)な雰囲気に圧倒されてしまいました。しばらくして神輿が練り終わって男たちが力強く神輿を上に突き上げると、一斉に拍手が湧き起こります。「若桜の町にこの大祭があって良かった」、「若桜ってやっぱりいいなぁ」と若桜のことが最高に誇らしくなる瞬間です。
いよいよ大祭もクライマックス!

いよいよ大祭もクライマックス!

 

 私が大祭に参加して一番感じたことは、この大祭が皆に愛されているということです。当然、これだけの規模のお祭りですから準備、運営には多くの困難がありますし、榊や神輿の担ぎ手は、1日練り歩けば体はくたくた、喉はガラガラになります。しかし、多くの方が「大祭だけえ頑張れる」、「2年に1回のお楽しみだから」、「絶対いい大祭にしようで!」などと口にされていました。沿道の住民の方についても皆笑顔にあふれています。

 また、私は大祭の事前に御幟の練習、傘(かさ)鉾(ぼこ)作り、他の町の会食などに参加させて頂いたのですが、準備の段階であるにも関わらずとても盛り上がっていることに驚き、大祭当日があれだけ盛り上がるのも納得でした。

 今回、大祭に来られなかった人はぜひ!ぜひ!次回の大祭にいらしてはいかがでしょうか?御幸行列を見るもよし、若桜の町を散策するもよし、本面と戯れるもよし、写真を撮るもよし、カフェでまったりするもよし、あなたも若桜のことが好きになるに違いありませんよ(^v^)!

(記:志水 栄介、山野 卓也)

営業時間・開催日時

開催日:平成26年5月3日(日)
開催時間:午前8時~