若桜町の紹介
町のおいたち
若桜の名は履中天皇(大和時代)のとき出たことが姓氏録にあります。「郡郷考」には、若桜を和加佐と読み、古姓若桜部に因むとあるから、読み方も昔から「わかさ」であり、地名若桜は姓の若桜から出たものと思われます。
「和名抄」の中に、八上郡若桜郷とあり、また奈良の東大寺に因幡若桜部が進上物をした記録があるので、聖武天皇(奈良時代)のころに若桜氏がいたことになり、若桜は千数百年以前からあったことが窺われます。
若桜というのは村の名ではなく郷の名で27カ村からなり、現在の若桜中心街は山田村、溝見村などと呼ばれていました。「矢部系譜」によると、駿河国の住人矢部彦五郎の一族矢部十良暉種が戦功によって鎌倉幕府より八東若桜郷20余力村を賜り、山田の山上(鶴尾山)に城を築いたと書かれています。これが若桜鬼ケ城の始めで、正治2年(西暦1200)となります。
その後、矢部氏は16代居城し、その後豊臣秀吉の武将、木下備中守が八東、智頭2部に封ぜられ、鬼ケ城の規模を大にして縄張りを変え城下町若桜を造りました。山崎氏がこれをうけつぎ、元和3年池田氏が一国一城の定めに従って、若桜城を廃城しました。
以来若桜は宿場として交通の要衝、地方物資の集散地として発展し、明治4年廃藩置県、明治22年町村制の実施、明治29年三郡の合併(現在の八頭郡)など、変遷する時代の要求により、離合集散の過程を繰り返しつつ今日に及んでいます。
若桜町の位置
氷ノ山の名前の由来(神話)
天照大神の一行が東征の際、ふもとの村で一夜を過ごされました。
翌朝天照大神は木々のこづえに朝日がそそぎ、まるで宝石のように輝く様子を見て、思わず「日枝の山(ひえのやま)」と呟かれたといいます。「日枝の山」はいつしか「氷ノ山」と呼ばれるようになりました。大神がご覧になったのは、「樹氷」に映える神秘的、幻想的な景色であったと思われます。
町民憲章
若桜町の歴史と文化を継承し、あすの町づくりのためにこの憲章を定めます。
わたくしたちは
- 心と身体を健やかにします
- 日々の仕事に励みます
- 緑の資源を育てます
- 温かい家庭を築きます
- ふれあいを大切にします
町章
若桜町の頭文字WAを組み合わせ、鳥取県の若桜町を象徴し、組み合った2つの型が交差して2力町村の合併と住民の和を強調します。感覚的には、山を大地に安定させて林業の町を表し、上向きに広がつた鳩の翼を平和な理想の町として、陰陽を結ぶ戸倉トンネルに文化と産業の交流を図りながら、飛躍的に発展する若桜町を象徴します。
町の木
昭和43年に明治百年を記念して桜を若桜町の木として選定しました。春を迎えるごとに若桜の町は桜色に染まります。
若桜町へのアクセス
車で
出発地 | 京都より | 大阪より | 岡山より | 山崎インターチェンジ | 鳥取 |
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道順・所要時間 |
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国道29号 約1時間30分 |
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鉄道で
出発地 | 京都より | 大阪より | 岡山より |
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利用交通機関・所用時間 | スーパーはくと 郡家駅より若桜鉄道 約3時間40分 |
スーパーはくと 郡家駅より若桜鉄道 約3時間10分 |
特急いなば 郡家駅より若桜鉄道 約2時間40分 |
バスで
出発地 | 京都より | 大阪より |
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利用交通機関・所用時間 | 日本交通高速バス 鳥取駅より若桜鉄道 約4時間40分 |
日本交通高速バス なんばOCATより直通 約3時間 |
この記事に関するお問い合わせ先
総務課
〒680-0792 鳥取県八頭郡若桜町大字若桜801番地5
電話番号:0858-82-2211
ファックス:0858-82-0134
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更新日:2023年03月31日